不器用ママでも!親子で作れるオシャレブローチ
絵を描いて、オーブントースターで焼いて縮めて作るプラパン(プラ板)。子供の頃にプラパンで遊んだことのある方は多いのではないでしょうか?最近プラパンを使ったオシャレなアクセサリー作りが密かに流行っています。子供と一緒に作ってみるのも楽しそうです。
プラパンでアクセサリー作り
私が子供の時に作ったプラパンアクセサリーというと、油性ペンでアニメのキャラクターを写しただけのお粗末なものでした。
がっかりな仕上がりイメージのプラパン作品も、実は使うペンを変えるだけで仕上がりが随分変わります!大人が使ってもオシャレなアクセサリーが、家庭で簡単に作れちゃうんです!
プラパン作りの基本的な手順は
- プラパンにイラストを書く
- イラストに合わせて切り取る
- オーブントースターで焼く
という3工程。
オリジナルのイラストでキーホルダーやアクセサリーが作れます。
プラパン作りの材料
プラパン作りに必要なのは
- プラパン(当然ですね!)
- 油性ペン
- ハサミ
- 穴あけパンチ(キーホルダーにする場合に必要)
- オーブントースター
くらいだと思います。
オーブントースター以外は百均で揃えられるお手軽さも魅力です!
今回準備したのは・・・
セリアで購入したプラパンです。厚みは0.4mmのもので、A4サイズ。結構デカイと思いました。
百均に限らず、プラパンを買う時は必ず「熱をくわえて縮む」タイプのものを選んでください。縮めずにアクセサリーにするのもありだとは思うけど、強度などを考えると縮むタイプがいいと思います。
パッケージに縮むタイプか書いてあります。
工作道具。一応カッターナイフも用意してみたけど、実際には使いませんでした。
穴あけパンチはキーホルダーを作る時に、接着剤はブローチピンを留めるのに必要になります。今回選んだ接着剤はセリアのゼリータイプ。3つに小分けされているから、普段そんなに接着剤を使わない家庭でも使いやすそうです。
ストラップやボールチェーンなどの金具も用意しました。これらも百均で購入できます。
そして、プラパンにイラストを書くためのペンですが・・・
今回はポスカです!
何故ポスカにしたかというと、「BUN2」という文房具のフリーペーパーに書いてあった記事を見てプラパン作りをしようと思ったからです!ポスカのサイトにも、ポスカを使ったプラパンの作り方が詳しく書いてあります。
ポスカは一般的なペンと違って、発色がいいのが魅力。サイトを見ていると雑貨好きの心が揺さぶられます!
プラパン作りスタート!
材料も揃ったので、早速プラパン作りに取り掛かります。
「どうしよう、何作ろうかな」と思いながら部屋を見渡したら、ピカチュウのイラストが目に入りました。
よし、このピカチュウの全身・・・はしっぽの部分が難しそうだから、顔だけを作ろう。
顔の部分だけを鉛筆で写してみました。
線がよれよれ・・・だけど、下書きだから気にしなーい!
大きさとしては横幅3cm程度。置いてあるバッチは直径4cmです。
でも、このサイズで縮むとどれくらいになるのかな?パッケージに縮み率が書いてなかったので、ちょっと不安を感じながら作っていきます。
今回は透明のプラパンを使用しているので、表面と裏面で書き分けて仕上げていきます!
まずは表側。ピカチュウの耳先、ほっぺ、白目、口を描きました。
白目が乾いたところで、黒目も表側に。
明らかに描く順番間違えたよね!黒目を書いてから、白目を乗せたらよかったf(^^;;
さて、今度は裏面。
表側から見てみると・・・
お!ちゃんとピカチュウになってる!
でもこれで完成はつまらないよねー。縁取りも見えると可愛いかな?
あ・・・なんかイヤな感じする・・・インク削れてる感じ・・・
表側から見てみよう・・・
ぎゃー!ピカチュウの顔が・・・!!
どうやらきちんと乾燥できていなかったようです・・・まさかの塗りの工程で失敗・・・。
インクはしっかり乾かしてから、次の色を塗る。皆様もお気を付けください・・・!
早急にリンゴを描いてみました。
葉っぱの部分だけ表で、残りはウラ面から塗ってあります。
ピカチュウの失敗がショックだけど、縮み具合の実験も兼ねてるからね!とりあえず焼いてみます!
プラパンを焼く
プラパンを縮ませるためには、オーブントースターで焼きます。
オーブントースターを温めておきます。先に温めておいた方が熱が均等になる、そうです。(でも買ったプラパンの説明書には余熱不要となっていました)
くしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いた上に、イラストを描いたプラパンを乗せて焼きます。(アルミホイルをくしゃくしゃにするのは、プラパンを焼いた時にくっつきにくくするためだと思われます)
プラパンを入れて数秒。一気に縮みます。ホント一瞬で縮む!おもしろい!
縮みきったらピンセットで取り出し、平たいものでプレスします。その様子は写真撮る余裕がないです、、、
しれっと別のモノが増えていますw
が、これ、失敗です!
元絵に比べて、縮みすぎました。
リンゴの下書きは5x5cm程度。仕上がりは2x2cmくらいになりました・・・ブローチピンが飛び出しちゃうよ!
「これはダメだ」と思って、元絵8x8cmくらいで、作り直し。
うん、ようやく納得のいくサイズになった!
しかし・・・
表面に凹みができています。プラパンの宿命なのでしょうか・・・
わかりにくいですが、ウラ面は塗りつぶしたポスカのインクが凝縮されたのか、ケバダチがひどいです!裏側だから問題ないっちゃないけど、気になるので・・・
透明マニキュアを塗りたくっておきました。ツヤーン!
透明マニキュアは家にあったものを使いましたが、百均でも売っています。きちんと作るならプラスチック用のニス(?)とかの方がいいのかも。
接着剤でブローチピンを付けたら、完成です!
瞬間接着剤の割になかなか接着せず、少し焦りました。ピンを付けた後グラグラしていても、放置しておけばきちんと接着します。
カバンに付けてみました。なかなかいいんじゃない♪
透明プラパンは
- 裏側:塗りつぶし
- 表側:模様
・・・というデザインにすると、透明感を生かしたアクセサリーに仕上がります。
白色のプラパン
今回プラパンブローチを作るにあたりネットを見ていたところ、どうやらプラパンには透明だけでなく、白地のモノがあることを知りました。気になる!
・・・ということで、東急ハンズに行ってきました。
やっぱりハンズにありました!(というハンズのキャッチコピーがあるけど、本当にその通り!)
キンポーのちぢみくんという商品です。B6サイズ3枚+プラキーホルダー1個入りで350円。
透明プラパンは100円で買ったから、高く感じます。でもキーホルダー入ってるなら仕方ないかな・・・
って!こういうプラスチックのキーホルダーかぁ!大人向きのアクセには使いにくいなぁf(^^;;
キーホルダーは置いといて。とりあえず白地であることを生かし、白地ベースのキャンディを描いてみました。
ピンクの部分はポスカのラメ入りタイプ。
そしてこの「ちぢみくん」で一番興味があったこと。油性ペンだけでなく、色鉛筆でも着色できるんですって!確かに表面はザラザラになっていて、鉛筆でも書けそうです。
色鉛筆で、再びリンゴを描いてみました。塗り方はあえての「くるくる塗り」。
リンゴのサイズは、透明プラパンに使ったのと同じにしました。
切れ端部分で三色団子。これは下絵から小さすぎるので、失敗覚悟で作ってみました。
透明プラパンと同じようにくしゃっとさせたアルミホイルを敷いて、オーブントースターにポイっと入れます。
透明プラパンよりも、化学の独特のニオイが・・・。換気をお忘れなく!
焼きあがったら取り出して、透明プラパンと同じように平らなものでプレスして完成!小さくて不安だった三色団子も、何とか形になりました。
色鉛筆で塗ったものは、素朴な雰囲気に仕上がりますね。これはこれで面白いです。ナチュラル系デザインのアクセに向いていそうです。
キャンディの裏側は実は鉛筆で下書きをしていて、消しゴムをかけたのですが取れなかったのです。きたない・・・
でもブローチにするから問題なし!三色団子にはカニカンを付けて、チャームにしてみました。
左側は透明プラパンで同じ型紙から作りました。仕上がりサイズが違う!
どうやらプラパンは商品によって縮み具合が違うようですね。初めて使うプラパンは、最初のひとつは試作品として作る方が縮み具合を把握しやすいと思います。
プラパン作りは不器用でも問題なし
小物作りは好きで結構いろいろ挑戦しますが、正直なところ私はあまり器用ではありません。
それでもプラパン作りはそれなりに可愛いモノが作れたと自画自賛しちゃいます!個人的に失敗しないプラパンの作りのコツは、
形が歪んでも気にならないデザインにする
です。
プラパンに描く時、ハサミで切り取る時までは慎重にキレイに作れたとしても、焼きあげて取り出す時に失敗・・・というパターンもあります。プラパン自体がキレイに収縮してくれないこともあります。
つまり、最初から多少いびつな仕上がりになるつもりで作業しちゃえば、こわくなーい!!
そして
道具選びは大切
これは何においても言えるかもしれませんが、今回初めてポスカでプラパンを作って強く感じました。一般的なサインペンで線描きすると色ムラを感じますが、線画にもポスカを使うと一定の濃さで描けます。
個人的にベッタリした塗り方が好きだというのもあると思いますが、自分の納得いく道具を使った方がいいと思います。でもポスカはちょっと高いんですよね・・・今回のために10本くらい買ってしまって、ちょっと後悔してるf(^^;;
楽天だと定価より安く購入できそうですね。セット売りも便利だけど、個人的には必要な色だけ選んでバラで買いたいな。
プラパン作りは絵心がなくても問題なし
プラパン作りが楽しかったから友達にも勧めてみたら「絵心ないから・・・」って言われました。
でもプラパンって透明だから、何か参考になるイラストさえあれば写すだけの作業なんですよね。特に絵心はなくても問題なし!
ポスカのサイトにも型紙あるし、オシャレなポストカードや素材集を参考にしてもいいと思います。
線画さえ何とかなれば、あとはぬりえと同じ!子供にも色塗りのお手伝いしてもらえますよ。特に私が作ったキャンディとかなら線画だけ描いて、あとは子供に自由に模様付けして塗ってもらうと楽しそう!
ぬりえなら小さい子でもできるし、プラパンが縮む様子や完成した作品は小学生の自由研究にも使えそうですよね。
こんなプラパンも見つけました!
インクジェットプリンタで印刷して作るプラパンですって。
子供がお絵かきした作品をインクジェットプリンタで刷って、キーホルダーが作れますね!おもしろそう!
こちらはカットのみでアクセが作れちゃう、最初からプリントされているプラパン。
これなら絵心なくても絶対大丈夫ですね!かわいい柄が揃っているから使ってみたいな。
プラパンアクセはプレゼントにも
プラパン作りって楽しくって結構作っちゃいますが、上手に作れたのはプレゼントにしてもいいかなと思っています。
この花のブローチは、白い紙を入れて、ビニール袋に入れただけなんだけど・・・なんかゴージャスに見えませんか?!(台紙に凝ると、もっとオシャレになると思いつつ)
本当にささやかだけど、ちょっとしたプレゼントに使いたいなって思いました。
タグ風にして、お菓子のラッピングに使うのもよさそう。メッセージを書いてもいいですよね。
ホームパーティーの時にはネームプレートにしてもオシャレかも。紙で作るより、ワンランク上の雰囲気に仕上がりそうです。
プラパンはお手軽に作れてキレイな仕上がりになるから、どんどん活用していきたいな。
★この記事の評価★
★★★☆☆